新型コロナウイルスの対策において、「3密(密集・密接・密閉)」を避ける昨今。ライフ・ワークスタイルにおいても、人が集まる場所を避けて生活したり、テレワークや時差通勤などを導入している企業も増えてきています。
今まで通りの暮らし方がしにくい今、生活の質を高めたい方や、自然豊かな環境でリモートワーク・テレワークを行いたい方などに注目されているのが「二地域居住(デュアルライフ)」と呼ばれる新しいライフスタイルです。
またこのようなライフスタイルを「二地域居住」「デュアルライフ」、そのほかにも「二拠点生活」や「多拠点居住」と呼ばれていますが、大きくは同じ意味であり、実践者を「デュアラー」表現したりもします。
これまでは、自宅とは別の居住場所を持つ人のイメージとして、富裕層や定年退職後に別荘やセカンドハウスを行き来し「余暇」を楽しむものと考えられていましたが、近年では、20~30代を中心とした若年層やファミリー層の都市住民が、地方などにも生活拠点を持つ「二地域居住(デュアルライフ)」の促進に、国でも力を入れています。
また、地方の人口が減っていく一方の今、定住しなくても企業で働き、地域づくりの担い手となる人材が増えることで、多様な価値・魅力を持ち合わせた、持続可能な地域の形成を目指しています。